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by yasco_o

隣の恋物語

本屋さんでこれにしよう、とたまたま手に取った通勤のお伴用の小説。これがまた、たまたま最寄駅付近が舞台のお話で、登場する施設やお店がほぼ実在するので驚くほど臨場感たっぷり…!ノンフィクションの恋物語とはいえ、主人公がこの道を歩いたのね…とまで想像できちゃう、なんとも不思議なご縁の本を選んでしまった。
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あまりにもリアルに想像できるため、最寄駅を歩いている人…ひょっとしてこの中の誰かの恋物語なのか?と目で追ってしまったりして。そういえば先日、その最寄駅のカフェのカウンターでひとり、電話しながら号泣している女性がいた。私は待合せをしていて、先に着いたので空いているその女性の向かいに通されたのだが、離れてはいるもののカウンターには号泣する女性と私…。話しかけるには中途半端な距離だし、もとより電話中だしどうしたものか…と思案のさなか、聞こえてくる静かなBGMと私にだけ聞こえるサイズの涙声。。あまりにもいたたまれない雰囲気に店員さんが「奥が空きましたので…」と席を変えてくれたのだった。

電車やカフェにひとりでいる無口な空間。すぐそばに人はいるのに、みんな全く別のことを考えていて違うものを見てる。それでも私はもしかしたらすぐ隣の人の恋の行方をハラハラして涙して見守ってるのかも、と思うとなんだか急に近しく思えた。

私の鞄の中の恋物語もそろそろ佳境。もうすぐ 春です。
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by yasco_o | 2009-03-10 22:00 | 想ふ