夏じたく 〜能〜
2009年 05月 20日
新緑 眩しく、花もほころぶ三渓園へ。日本刺繍作家の桃ちゃんが出品している展覧会「日本の夏じたく」のオープニングイベントへ行ってきました。
鶴翔閣の部屋を全室使ってガラスや陶器、染色に漆と様々な作家さんが一同に介した贅沢な展示。夏じたくをテーマとしているだけに涼やかで爽やかな作品ばかりです。
今回のオープニングイベントでは能楽師をされている出展者のお兄様より、能の装束のお話と舞を見せていただけるとのことで、能初心者にはとてもありがたい催し!時間ぎりぎりに来てしまったので展示はまた後日…ということで舞台となる客間棟へ。
装束や能面、扇子などたくさんの種類があることを教わり、なんとも初めての世界に完全に口が開きっぱなし。しかし能面を見るといつもぞくっとします。あの「どんな表情にも見える顔」と能面独特の「何でもお見通し感」にぞくぞくするのです。
実際に装束を纏いながら解説が続きます。着物の着付けより遥かに長く、手で持っておいて糸で縫い付けるなんて行程が普通に出てきます。その行程一つ一つが重ねられて徐々に形になっていく様はとても静かで綺麗なものでした。
面をつけて立ち上がった瞬間。舞台は一気に舞の世界に入っていました。笛の音が勢いよく、初めてみる世界にただただぽかんと魅とれていました。
一緒に行った彼のお父さんは能楽師で「羽衣は小さい頃からよく聞いていたから久しぶりに懐かしかった」と言っていた。同じ舞台を見て初めての私と懐かしく感じる彼。すぐ隣に座っていたのに真逆の感想で面白かった。お義父さんの舞も、いつかちゃんと見てみたいなぁと思った帰り道でした。
装束や能面、扇子などたくさんの種類があることを教わり、なんとも初めての世界に完全に口が開きっぱなし。しかし能面を見るといつもぞくっとします。あの「どんな表情にも見える顔」と能面独特の「何でもお見通し感」にぞくぞくするのです。
一緒に行った彼のお父さんは能楽師で「羽衣は小さい頃からよく聞いていたから久しぶりに懐かしかった」と言っていた。同じ舞台を見て初めての私と懐かしく感じる彼。すぐ隣に座っていたのに真逆の感想で面白かった。お義父さんの舞も、いつかちゃんと見てみたいなぁと思った帰り道でした。
by yasco_o
| 2009-05-20 20:00
| 遊ぶ